まったく新しい留守番電話を考えた
世紀の大発明かもしれない。全く新しい留守番電話を考案しました。
ピーって鳴る前から、録音を開始するの。
「ピーッと鳴ってからメッセージをどうぞ」的なアナウンスはあるんだけど、実際は鳴る前から録音してるの。
「なんだよ、でねーよ。ばか。四ね」などとうっかり言ってしまうとー?
京都では三度断る
野菜を炒める
料理をするんだけど野菜炒め。なべに。フライパンを持っていないから中くらいのなべに、中くらいのなべしか持っていないのだけど、そうだね直径七寸くらい。そこにサラダ油を少しいれて豚肉、百グラム超値段は百三十円を焼くんだけど、実は昨日失敗しちゃって、先に野菜を炒めてから肉をいれたらなかなか火が通らなくて、豚肉はよく通した方がいいときくから先に焼き後がつくくらい焼くことにして、それで野菜をどさどさといれるんだけど、この野菜っていうのがスーパーで売ってる野菜炒めセットで百円。あらかじめキャベツやらにんじんやらなんやらがカットされてるやつ、これを半分だけいれるんだけど、そこにさらにもやし、これは少量でパックされてるやつで二十五円、これも半分いれて炒めていきます。さいばしでぐるぐるとかんまぜながら炒めていくと、やがてしんなりしてくるんで、そうしたら塩こしょう、これも塩だけ・こしょうだけっていうんじゃなくて、塩こしょうってまぜこぜになってるプラスチック瓶、これをふりふりして、なにしろ出があまりよくないので、出てる気がしないし、よく見えんので結構大げさにふりまくるんだけど、そうしたらまたさいばしでまぜて、タイミングを見計らって顆粒状のだし、それもあわせだしのしか持ってないから適当にパラパラといれます、ありゃ入れすぎじゃあないか、これ、どうなんだ、加減がよくわからん、そうしたらまたまぜてまぜて炒めて、よし仕上げとばかり、しょうゆを、割と多いかなくらいいれてまたまぜて、ごま油ですよ、これが肝なんだよね、味の決め手です、一気に中華になる魔法の液体。これをちょ〜っとだけいれて、まんべんなく行き届くようにまぜて出来上がりです。お皿にどさどさ盛って、食べれば、ああおいしいね、なかなか自分でつくるとおいしいものはあまり出来ないけれど、この野菜炒めだけはおいしいね、やっぱりだしをいれすぎてかつお臭いけど、ごま油も適度にきいてて雰囲気でてるね〜。何しろ節約になるんだよね、だいたい原材料で二百円くらいじゃないかな。一日の食費を千二百円くらいで見積もっているけれどこれなら一日七百円くらいですみそうで、そしたらこれを十日も続けたら五千円も浮くじゃあないかと、そういう皮算用をすれば、これで下着が買える。野菜を炒めて下着を買おう買おう。
石からの伝言
中学校に岩石園なるやたらと巨石がごろごろしていた場所があった。何のために存在するのか不明であったが、子供の時分にはよい遊び場所であった。
アスレチック的にぴょんぴょん飛び跳ねたりなどして体を動かすのもよいのだが足場が安定せずあぶなっかしかったこともあって、僕は紙の舟を浮かすことに専念していた。
より巨大な岩は後方に並びその前側はちょっとしたくぼ地になっていて雨が降るとそこに水がたまるのである。
折り紙で舟をつくって浮かべる。紙だからやがて沈む。どれだけ長く浮かんでいられるか――ただそれだけを、友人と競うのであった。今考えると何が楽しいのかわからんだが、当時はやたらと興奮していたおぼえがある。雨の降るのが待ち遠しかったのもおぼえている。
さて今ふりかえってみれば、岩石園など金かけてつくるわりには有効活用されていない気がする。マニアは垂涎であろうが、教育者に岩石マニアがいたのであろうか、それとも岩石利権か、などと意味不明な想像をしてしまうのだった。
オカルトな人なら、あそこに霊的な何かを感じとるのかもしれない。
スピリチュアルな人なら、あそこから波動を感じとるかもしれない。
石にありがとうと言うと、きれいな結晶の石になります。
一本グソ バーン
僕の腸は意外と強いと思うのだが胃はどうもよくない。
いけないのは食べすぎである。ご飯にすると1合くらいで許容範囲を逸脱するらしく、なんだかよくわからないがキリキリ痛みだす。上腹部に膨満感がありキリキリ苦しいのである。
さすがに胃薬を飲むとスッキリする。本当は毎食後胃薬を飲みたいところであるが、単発ではなく習慣になってしまうと思わぬ副作用があるかもしれぬと遠慮してしまうのだった。
そこで飲みはじめたのが『強力ワカモト』である。これもなんだかよくわからない製品であるがようはサプリメントで胃腸に優しい成分がはいっているらしく、ためしに飲んでみたら確かな効果が実感できる。おなかの調子がぜんぜん違う。ただこれも飲み続けるのってどうなのという気がして、せめて一回に飲む量を少なくしている。
僕は自分のおならのにおいをかぐのを趣味としていて、なにしろおならというのはその日のコンディションによってまったく味わいを変えてくるのが興味深い。おや今日はにおいが少ないぞ、おや今日は硫化水素だな、いやスカトールか、などと分析することによっておのずと健康状態がわかるのである。何を隠そう僕は屁ムリエ協会の認定する資格を有しているのである。
『ワカモト』を飲みはじめてからあまりにおわなくなった僕のおならであるが、それでも調子悪いときはあってそういう時は途端にくさくなるのですぐわかる。すると下痢気味だったりするのである。みなさんもぜひ日常的におならをかいで健康管理に役だてていただきたい。
ところで先日、自分でもびっくりするくらいの立派なうんこがでた。これこそまさに一本グソという感じで、今までの人生で一番の品質であった。太さも長さも申し分なく、かたくもなくやわらかくもなく、色あいも黄色がかって、とても美しい。感動さえおぼえたほどである。
うんこしてもひとり。




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